脊柱管狭窄症手術をしなくてもよくなる症状について
腰部脊柱管狭窄症とは?
腰部脊柱管狭窄症は先天性(生まれた時から脊柱管が狭い)と後天性(年齢や生活習慣など生まれた後に脊柱管が狭くなる)の二種類があります。
後天的に発症してしまう要因としては、加齢に伴い関節突起の骨棘、椎間関節包の肥厚、黄色靭帯の骨化、後縦靭帯の骨化、椎体後縁の骨棘形成などが生
じることで脊柱管(背骨のトンネル)が狭くなってしまいます。そうすると神経が繋がっている場所に痛みや痺れが出ます。
高齢者の人や重度の症状の人は狭窄症になる前に椎間板ヘルニアなどを経験している人が多いいことが患者さんを見ていると感じます。
脊柱管狭窄は高齢者に多いいのですが、上記のように脊柱管を狭窄してしまう原因は二つに分けられます。
一つ目は、脊柱の変形により起こるもので、この場合はカルシウム量がしっかりあり背骨にストレスが加わることで骨が変形をします。
二つ目は、圧迫骨折などで潰れたしまうことで起こるもので、骨粗鬆症でカルシウムが少なく骨が脆いことが要因になります。
どちらも圧迫ストレスが加わらないような身体の状態になるように施術をする事が私ができる事だと考えています。
今度は脊柱管狭窄症の症状について説明をします。
代表的な症状としては間欠性跛行(歩いていると痺れや痛みが出て休めば治る)があります。
それぞれ症状にも個人差はありますが、連続して歩ける距離が、500メートル以下になってしまうと、移動能力に支障をきたし、100メートル以下になっ
てしまうと日常生活に支障をきたしてしまうと思います。
この歩ける距離は姿勢による脊柱管に対するストレスが関係していると考えられます。
前屈みになって休んだり、前屈みで歩いていたり、自転車に乗っていると比較的楽になるとお聞きします。
これは腰の傾きが関係をしています。
私の経験からすると前屈みでの歩行や、自転車が楽という場合には、手術をしなくても施術や運動で状態をコントロールする事がある程度可能です。
当院は脊柱管狭窄症の治療を得意としておりますので、脊柱管狭窄症でお困りの方はご相談ください。
また次回の記事では脊柱管狭窄症に対する運動の注意や効果的な運動を説明いたします。